点検はなぜ必要なのでしょうか？
点検を行わずに井戸を運用する場合を考えてみましょう。このような場合、次のような問題があります。

「管理例その１」では、おかしい？と思った時には、既に手遅れです。
緊急な改修工事により、井戸の運用がストップするだけでなく、突然に発生する改修費用は、予定外出費となってしまいます。
一方、「管理例その２」では、発生費用を定期的に見込む事が可能ですが、ポンプ交換や井戸改修の費用負担が大きい上に、交換・改修の必要性が検討されていないため、過剰な投資になりがちです。

では、どのような管理がムダが少ないのでしょうか？

・・・答えは井戸の中、「点検」にあります。
「井戸のパフォーマンス」は、井戸の湧出能力とポンプの揚水能力の合わさった結果です。
どちらも年月とともに能力が低下しますが、これらの要素に着目して定期的な点検を行うことで、それぞれの能力の経年変化を追えるため、潜在する問題点や対策の必要性の有無が見えてきます。

点検により問題点が発見された場合、その状況に応じて対策法を検討すればよいので、無駄が少なく計画的な維持管理が可能になります。

当社は井戸掘削工事のみならず、井戸のパフォーマンス維持のための点検・メンテナンスに力を入れてきました。長年の経験と実績をもとに地下水と井戸の状況を的確にとらえ、お客様にとって最善のサポートをさせていただきます。

通常、下記３つの要素について１年に１～２回点検を行います。点検時期、頻度、継続の有無など、随時変更可能です。
当社の点検は、動作状況の異常の有無の確認だけではありません。運転にあたっての注意点や、揚水能力の余裕の有無など、運用上の指針となる事項をご提言させていただきます。